受験戦略 更新: 2026-06-30

ダブル合格を目指す方法

応用情報技術者試験と支援士試験の両方合格を目指す受験戦略

AP・SCダブル合格とは

応用情報技術者試験(AP)と情報処理安全確保支援士試験(SC)の両方に合格することを目指す戦略です。両試験は出題範囲が大きく重なるため、学習を並行・連続で進めることで効率よく2つの合格を狙えます。

注意:「同時」には合格できません APとSCを同じ試験日・同じ試験期に同時受験して同時合格することはできません。後述のとおり、ペーパー方式・CBT方式のいずれでも、1つの試験期に申し込めるのは原則1区分のみです。そのため「ダブル合格」とは、試験期を分けて両方に合格することを指します。


試験方式の変更について

令和7年度(2025年度)まで:ペーパー方式

従来の試験は春期・秋期ともに同一日に実施されるため、APとSCを同じ日に受験することは物理的に不可能でした(試験開始時に入室している必要があるため)。

そのため、両方の合格を目指す場合は:

  • 春期にAP、秋期にSC(または逆)と分けて受験
  • 半年〜1年かけて両方の合格を目指す

という方法しかありませんでした。

令和8年度(2026年度)から:CBT方式

2026年度から応用情報技術者試験・高度試験・支援士試験がCBT(Computer Based Testing)方式に移行予定です。

令和8年度前期試験は2026年11月頃に実施予定です。

主な変更点

項目変更前(ペーパー)変更後(CBT)
試験期春期・秋期前期・後期
試験日春期・秋期各1日一定期間内の複数日から選択
会場指定会場全国のテストセンターから選択
科目名午前I・午前II・午後科目A-1・科目A-2・科目B

CBTでも「同じ試験期に2区分の申込」はできない

CBT方式では受験日時を選べるようになりますが、IPAの実施予定では前期試験・後期試験のいずれも、申込みは1回のみ/1試験期につき1区分のみとされています。同じ試験期に複数の試験区分(APとSCなど)を申し込むことはできません。

なお、申込時には「科目A群」と「科目B群」を同時に予約しますが、これは1つの試験区分の中での科目であり、別々の試験区分(AP・SC)を同時に申し込めるという意味ではありません。実際の受験では、科目A群と科目B群を別の日に受験できます。

そのため、CBT方式でもAPとSCの両方に合格するには、前期と後期に試験期を分けて受験する必要があります(例:前期にAP、後期にSC)。両試験を1つの試験期にまとめて受けることはできません。


ダブル合格のメリット

  1. 学習効率: 知識が新鮮なうちに両試験に挑戦できる
  2. 共通範囲の活用: セキュリティ・ネットワーク等の知識を両試験で活かせる
  3. モチベーション維持: 集中して学習に取り組める
  4. キャリアアップ: 短期間で2つの資格を取得できる

ダブル合格のデメリット・注意点

  1. 学習負担: 両試験の範囲を並行して習得する必要がある
  2. スケジュール管理: 2つの試験日程を調整する必要がある
  3. 費用: 受験料が2試験分(計15,000円)必要

おすすめの受験順序

パターン1: AP → SC(推奨)

  1. 先にAPを受験・合格
  2. APで午前I免除資格を取得
  3. SCを午前I免除で受験

メリット: SCの午前I(科目A-1)が免除されるため、SC対策に集中できる

パターン2: SC → AP

  1. 先にSCを受験
  2. 後からAPを受験

メリット: セキュリティ知識が深まった状態でAPの午後セキュリティ問題に臨める


学習戦略

共通で学習すべき分野(効率化のポイント)

両試験で出題される分野を優先的に学習することで効率アップ:

  • セキュリティ(APの午後でも必須選択)
  • ネットワーク
  • データベース
  • システム開発

AP固有の学習

  • 経営戦略・法務
  • プロジェクトマネジメント
  • サービスマネジメント
  • システム監査

SC固有の学習

  • 暗号技術の詳細(公開鍵暗号、ハッシュ関数等)
  • 認証プロトコル(OAuth、SAML等)
  • セキュリティ運用・インシデント対応
  • 法規・ガイドライン

午前I免除制度の活用

SCの午前I(科目A-1)は、以下の条件で2年間免除されます:

  1. 応用情報技術者試験に合格
  2. 高度試験に合格
  3. 高度試験の午前Iで基準点以上を獲得

APに合格してからSCを受験する流れが最も効率的です。


参考情報